今月の健康記念日
- 2022/05/28
- 12:52

毎年5月28日は「骨盤の日」です。理由は、「こ(5)つ(2)ば(8)ん」(骨盤)と読む語呂合わせから。整体×骨盤サロン「カラダファクトリー」などを運営する(株)ファクトリージャパングループが制定し、2017年(平成29年)3月に(一社)日本記念日協会が認定・登録しました。
骨盤はカラダ全体を支える土台のようなもの。骨盤がゆがむと、首・肩凝りや腰痛はもちろん、胃腸をはじめとする内臓の病気、自律神経の乱れなど、さまざまな不調を招きます。今回は骨盤と健康について考えましょう。
🕊実は多くの人の骨盤がゆがんでいる!?
一般的に骨盤のゆがみは、年齢別でみると筋肉が衰える高齢者、性別では女性に多くみられます。高齢者はともかく、なぜ女性に骨盤のゆがみが多いのか。それは妊娠・出産に備えて、男性より骨盤に柔軟性があるからです。ほかにも、男性が尿道と肛門の2つの穴しかないのに対し、女性は膣を加えた3つの穴があること、筋肉をつくるホルモンが少ないことなどが挙げられます。
でも、最近は年齢・性別を問わず、多くの人の骨盤にゆがみが生じているといわれています。特に長時間のデスクワークを強いられるビジネスマン、不自然な姿勢で携帯ゲーム機・スマートフォンに熱中する若者、小学生にも骨盤のゆがみがみられるそうです。
骨盤はカラダの真ん中にある、上半身と下半身をつなぐ重要な要。姿勢を保ち、歩く、排せつなどの動作を司るほか、内臓や生殖器を守っています。その骨盤がゆがむと、左右のバランスが崩れて姿勢が悪くなり、筋肉が凝り固まって首や肩、腰などに痛みを引き起こします。また、内臓の圧迫や全身の血行不良、自律神経の乱れ、便秘、尿漏れ、冷え性、女性の場合は生理不順、生理痛などを招きます。

🕊あなたの骨盤、大丈夫?
骨盤は骨(仙骨・尾骨・腸骨・恥骨・坐骨など)と筋肉(恥骨尾骨筋・恥骨直腸筋・腸骨尾骨筋・尾骨筋・梨状筋など)、そして臓器(大腸・小腸・膀胱・子宮・卵巣など)から成り立つ構造体です。
一見頑丈そうにみえる骨盤ですが、多くの骨や筋肉、内臓が繊細に絡み合っているので、ちょっとした不具合でも放っておくと、カラダに大きな不調を招いてしまいます。
骨盤のゆがみは、普段の生活の中で無意識のうちに行っている下のような動作や姿勢、クセが原因になっていることがあります。このような動作や姿勢、クセがある方は要注意! 骨盤がゆがんでいる可能性があります。常に意識して是正しましょう。
「骨盤のゆがみ」と一言でいっても、たくさんの形状や種類があります。主なタイプは下の5つ。ゆがみのタイプが一つの場合もあれば、混合している場合もあります。自分の骨盤がゆがんでいると感じたら、どのタイプに当てはまるかをまず把握しましょう。
🕊ストレッチで骨盤周囲の筋肉をほぐそう!
骨盤のゆがみは何もせず放っておいても、自然と元に戻ることはありません。矯正するにはやはり、ストレッチをしなければいけません。簡単なストレッチ方法は下の通り。
骨盤のゆがみにあわせ、周囲の筋肉も硬くなっていますので、まずは凝り固まった筋肉をほぐすのがポイントです。柔らかくすることで、骨盤が動きやすくなります。
骨盤矯正のストレッチはもちろん、ほかにも多くの方法があります。インターネット上で簡単に探せるので、自分にあっていそうなものをみつけて実践してみましょう。無理のない範囲でストレッチを続け、改善がみられない場合は整体院などで施術を受けることをお勧めします。
最後に、骨盤がゆがまない正しいイスの座り方は下の通り。座り方を変えるだけでも、骨盤のゆがみに起因したカラダの不調は治る可能性があります。原因がわからない体調不良を抱えている人は、ぜひ実践してみてください。
参考:ファクトリージャパングループHP、大和ハウス工業(株)「TRY家コラム~暮らしのヒント」、パナソニック「UP LIFE」、東洋経済ON LINE「ライフ」、HOT PEPPER Beauty「ピュア整体院のブログ」、Wikipedia等