企業OB・OGたちの挑戦③
- 2021/12/20
- 16:50

本サイトですっかりお馴染みの認定特定非営利活動法人経営支援NPOクラブが来年10月、設立から20周年を迎えます。その記念すべき節目に向け、会員の活動が一段と活発化してきました。
そこで本サイトもNPOクラブと連携し、同クラブのニュースリリースをもとに、エルダーの範たる企業OB・OG会員たちの活躍ぶりをシリーズで紹介します。
第一線を離れた企業OB等が、ボランティア精神で中小・地方企業の経営を支援するNPO団体。
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「リタイア後も輝く」(2018.7.31公開)/「シニアの知力・活力を社会に活かす」(2019.1.25公開)/「アルツハイマー病治療薬開発の夢を追って」(①2021.6.2、②2021.6.30、③2021.7.30公開)
◆NPOクラブが「産業交流展2021」で大活躍!
今年で24回目となった産業交流展は、これまで中小企業の販路拡大や企業間連携の実現、情報収集・交換などビジネスチャンスの拡大に寄与し、中小企業による総合展示会として国内最大規模に成長しました。中小企業・団体の経営を支援すべく設立されたNPOクラブにとって、産業交流展での活動はその力を存分に発揮し、存在感をアピールできるまさに絶好の機会と言えるでしょう。
今回の「産業交流会2021」では『Transform TOKYO ~未来を拓く、私たちの想像力~』をテーマに掲げ、今後成長が期待される「情報」「環境」「医療・福祉」「機械・金属」の4分野を中心に中小企業の革新的な製品・技術を数多く展示。また、時世に即したテーマとして「感染症対策ゾーン」「脱炭素ゾーン」を設置し、これら2つの社会問題に取り組む企業に焦点を当てたほか、高度技術の結集であり関連技術が多岐にわたる「次世代ロボットゾーン」、都内から選りすぐりの食材・食品を展示販売する「東京都食品産業フェア」など、多彩な特設企画が来場者の関心を高めました。
NPOクラブが産業交流展の支援業務を請け負ったのは、リリースに記載の通り6年前の2016年からのことです。当初は企業誘致やマッチング支援、コンシェルジュ業務だけでしたが、高いマッチング力などで存在感を示すようになり、やがてイベント会場内で開かれるセミナーの講師も引き受けるようになりました。
幅広い業種の企業出身者が揃うNPOクラブによるセミナーは、主催者側のリクエストに柔軟に対応でき、バラエティーに富む企画も可能なことから高い評価を得て、産業交流展で定番化していきます。今回はイベント会場でのセミナーは行いませんでしたが、オンラインセミナーでトヨタ自動車OBの長 和雄さんが講師を担当しました。タイトルは『お客様との折角の出会いの機会をどう活かす! ~具体的ビジネス展開への途~』。開催期間中、多くの視聴者を集めたセミナー動画をNPOクラブの許可を得て、特別に公開します!
新型コロナウイルスの影響が長期化し、経済環境に深刻な影響を与えています。事業継続を断念する企業も増え、その多くが突発的リスクに脆弱な中小企業や個人事業主であることはいうまでもありません。
日本経済が持続的な成長を実現していくためには、「産業を支える中小企業が社会の変化を的確に捉え、知恵や技術、ノウハウを磨き上げることで、より一層活性化していくことが不可欠」と、産業交流会2021の実行員会はコメントします。
永年企業で培ってきた知識や経験を活かし、“ボランティア精神”で中小企業・団体の経営を支援することを理念に掲げるNPOクラブ。高齢社会が進展する我が国にあって、その活動はシニアの活用と生きがい、自己活性化につながる新たなライフスタイルとして、今後ますます注目を集め、活発化していきそうです。
