企業OB・OGたちの挑戦
- 2021/09/24
- 10:00
そこで本サイトもNPOクラブと連携し、同クラブのニュースリリースをもとに、エルダーの範たる企業OB・OG会員たちの活躍ぶりをシリーズで紹介していきます。
第一線を離れた企業OB等が、ボランティア精神で中小・地方企業の経営を支援するNPO団体。
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「リタイア後も輝く」(2018.7.31公開)/「シニアの知力・活力を社会に活かす」(2019.1.25公開)/「アルツハイマー病治療薬開発の夢を追って」(①2021.6.2、②2021.6.30、③2021.7.30公開)
◆NPOクラブ会員が大妻短大生をインターンで指導
(2021年9月17日付けニュースリリースより)
📝 inside story ~インサイドストーリー~
大妻女子大学は1908年、女子教育界の草分けである大妻コタカ(1884~1970年)によって創立された110年以上の歴史をもつ伝統校で、「恥を知れ」の校訓で知られています。
同大学の学部は全部で6つあり、その中の一つ、短期大学部の「家政科生活総合ビジネス専攻」(以下、同専攻)がNPOクラブと密接な関わりを持っています。
同専攻は2011年に設置された大妻女子大でもっとも若い学問分野で、家政に加え、ビジネスマナーやITスキル、経営やマーケティングの基本、ビジネス英語なども学べるのが特徴です。学生たちは卒業後、即戦力として社会で働きたいという希望が強く、そうした意欲に応えようと学校側が、「仕事の達人集団」として知られるNPOクラブに講演とインターンシップを依頼したのが両者の交流のきっかけでした。


NPOクラブが大妻短大の学生を対象に実施するインターンシップは、リリースの通り今回で5回目を数えます。学生の受け入れ人数は、当初3年間は2人ずつでしたが、多彩な人材が揃うNPOクラブの会員によるカリキュラムは内容が濃く、幅広い知識・経験が習得できることから年々評価を上げ、昨年と今年は学校側の要請を受け6人に増やしました。
インターンシップ先企業の紹介では、毎年約20人の学生に5~6社を紹介しています。大妻短大の1年生は約60人いますので、単純計算で半数ほどの学生(インターンシップ受け入れ学生数:6人+派遣先紹介学生数20人=26人)がNPOクラブの支援を受けていることになります。なお、今年学生に紹介した6社の業種については、観光、スーパー、メーカー、IT系などバラエティに富んでおり、“NPOクラブらしさ”が窺えるでしょう。


大学が独自でインターンシップ先の企業を探し、依頼しようとする労力は計り知れないほど大変なものがあります。その点、出身企業数約130社、出向先・転籍先・転職先も含めると200社を超える人材が会員として在籍するNPOクラブの支援は、大学にとっても非常にメリットがあります。
インターンシップの受け入れ先企業の紹介は大妻短大以外にも、高崎経済大学・附属高校に行っているほか、聖心女子大学からも話が来るなど広がりをみせつつあります。NPOクラブの次世代育成支援活動は設立20周年向け、さらに拍車がかかっていきそうです。