ヘルスケア~秋の食材の効用
- 2019/10/10
- 12:00
猛暑がようやく落ち着き、涼しい風が吹くようになりました。さわやかな秋の到来です。大人も子どもも食欲が盛んになる「食欲の秋」は、夏バテで衰えたカラダの栄養を補うのに絶好のシーズン。旬の味覚が、暑い間に崩した栄養バランスを整えてくれます。
秋が旬の食べ物といえば、栗や柿、キンカン、さつまいも、ナス、サンマ、サケetc。山の幸、海の幸、どれを食べても美味しくて、みるみる体力が回復します。でも、ついつい食べ過ぎて、体調を崩さないようご用心。今回はあまたある秋の食べ物の中から、ことわざでお馴染の秋の食材の効用を紹介します。
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☘ ことわざに登場する食材、その効用は?
天高く馬肥ゆる秋――。空気が澄み、空が高く感じられる秋は、馬も肥えるような収穫の季節。四季の中でもっとも食が旺盛になる時期です。そのためか、秋の食べ物を題材にしたことわざも多くあります。例えば「柿が赤くなると医者が青くなる」、「秋ナスは嫁に食わすな」、「秋刀魚(サンマ)が出ると按摩(あんま)が引っ込む」などなど。これらのことわざの意味や、食べ物の効用を解説しましょう。
◎「柿が赤くなると医者が青くなる」
豊穣の秋を迎え、「旬の果実をたくさん食べることで体調を崩す人が少なくなり患者が減って暇になったお医者さんが青くなる」という意味。秋に実る柿や梨、キンカンといった木の実は、肺をうるおし、タンを取り除く(滋陰効果)ので肺の働きを高めます。
また、これらにはビタミンCも含むので風邪を予防してくれます。ノーベル賞を2度受賞したライナス・ポーリング博士は大量のビタミンC摂取を摂取すれば風邪の予防および治療効果が期待できると主張し、世界中にセンセーションを巻き起こしました。
また、これらにはビタミンCも含むので風邪を予防してくれます。ノーベル賞を2度受賞したライナス・ポーリング博士は大量のビタミンC摂取を摂取すれば風邪の予防および治療効果が期待できると主張し、世界中にセンセーションを巻き起こしました。

ちなみに、ビタミンCを多く含む果実といえば、みかんを思い浮かべる人も多いのでは?
「みかん、きんかん、かぜひかん」なんてことわざもありますね。
「みかん、きんかん、かぜひかん」なんてことわざもありますね。
◎「秋ナスは嫁に食わすな」
夏に続いて秋も美味しいナス。だから、「美味しい秋ナスを嫁なんかに食べさせるのはもったいない」と、姑の意地悪な気持ちを表しているというのが一般的な解釈です。一方で、夏野菜のナスはカラダを冷やす作用もあるため、「出産を控えた嫁が秋ナスを食べてカラダを冷やさないように」という、姑が嫁を気遣う意味もあります。

ナスの皮の鮮やかな紫色はアントシアン系の色素である「ナスニン」。ナスニンは活性酵素の働きを抑制してガンを予防するほか、動脈硬化や高血圧の予防、目の疲労や視力の回復の効果があります。 なので、料理するなら皮を残すメニューがオススメ!
◎「秋刀魚(サンマ)が出ると按摩(アンマ)が引っ込む」
サンマとアンマの語呂合わせでもありますが、「サンマをたくさん食べて体調は万全、もうアンマのお世話になることもない」という意味。秋刀魚は晩夏から初秋にかけてが、もっとも脂が乗って美味しく、ビタミンA、カルシウム、EPAやDHAなどの不飽和脂肪酸もたっぷり入って非常に栄養価が高くなります。

最近は漁獲量の激減で値段が気になるようになりましたが、旬のこの時期にぜひ味わってみましょう。
☘ 「腹八分目」で上手に体力回復!
なんでも美味しく、モリモリ食べられる「食欲の秋」。でも、美味しいからといって食べ過ぎて、体調を崩すと元も子もありません。食事は「腹八分目」を心掛けましょう。
ところで「腹八分目」って、どのくらいの量かご存知ですか?
一般的に日本人(成人)の胃の容量は、男性で1.4リットル、女性で1.2リットルといわれています。それから八分目を計算すると、男性は1.2リットル、女性は1リットルとなります。もっとも、食生活には個人差があり、きっちり定義するのは難しそうです。
食べ過ぎを防ぐコツとしては、食前に温かいスープなどを飲んで胃を落ちつかせたり、よく噛んで味わいながら食べるなど、食事に十分な時間をかけることが必要です。そうすることにより、より少ない食事量で満腹中枢が刺激され、満腹感が得られるからです。
「腹八分目に医者いらず」。上手に体力を回復するためにも、食べ過ぎには気をつけましょう。
<石堂達也院長 紹介>
・薬師堂クリニック 院長/医学博士
・略歴~弘前大学医学部卒業、筑波大学大学院修了。東京都立駒込病院内科研究医、国立がんセンター中央病院、
東京女子医大東洋医学研究所を経て、薬師堂クリニックを開院。
・専門分野~消化器内科(特に胃がんの内視鏡診断)/内科一般/東洋医学(漢方薬、経路治療
・認定医~日本内科学会 認定内科医/日本消化器病学会 専門医/日本医師会 指定産業医
![top_image[1]](https://blog-imgs-111.fc2.com/o/f/f/officenakaoka/20190429181259913.png)
〒100‐0014 東京都千代田区永田町2‐14‐2 山王グランドビル2F
<石堂達也院長 紹介>
・薬師堂クリニック 院長/医学博士
・略歴~弘前大学医学部卒業、筑波大学大学院修了。東京都立駒込病院内科研究医、国立がんセンター中央病院、
東京女子医大東洋医学研究所を経て、薬師堂クリニックを開院。
・専門分野~消化器内科(特に胃がんの内視鏡診断)/内科一般/東洋医学(漢方薬、経路治療
・認定医~日本内科学会 認定内科医/日本消化器病学会 専門医/日本医師会 指定産業医
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〒100‐0014 東京都千代田区永田町2‐14‐2 山王グランドビル2F
TEL:03-3500-5090 / FAX:03-3500-5367
ホームページ:yakushido-clinic.jp/
<診察内容>
・内科全般(風邪などの急性疾患)
・消化器疾患全般(胃潰瘍・胃炎、慢性の便秘症・下痢症、過敏性腸症候群、慢性肝炎、胆のうポリープ、胆石症など)
・生活習慣病(高血圧症、高脂血症、糖尿病、高尿酸血症など)
・アレルギー性疾患(気管支喘息、アトピー性皮膚炎、慢性じん麻疹、アレルギー性鼻炎など)
・超音波検査による乳がん検診
・「からだのこわばり・ゆがみ」に原因する様々な慢性疾患
・煎じ薬による漢方治療(保険適用)
・食事指導
<主な紹介先病院>
・国立がん研究センター中央病院(各科)
・虎ノ門病院(各科)
・東京逓信病院(各科)
・朝日生命成人病研究所(糖尿病、大腸内視鏡検査)
・赤坂東急ホテル島崎眼科(眼科)
・東商ビル診療所(耳鼻科)
<一般診療時間>
・月~木 午前 9:00~13:00 / 午後 14:30~18:00
・金 午前 休診 / 午後 14:30~19:00
・土 午前 9:00~13:00 / 午後 休診
※休診日:金曜日午前・土曜日午後・日曜・祝祭日
※超音波検査、内視鏡検査の診療時間はホームページ(yakushido-clinic.jp/)をご覧いただくか、03-3500-5090にご連絡ください。
→赤坂見附駅11番出口(プルデンシャルタワー口)を出て直ぐ(10m)、ベルビー赤坂出口より徒歩5分
・東京メトロ(南北線・有楽町線・半蔵門線)
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